問題No.7706 【推理クイズ】都市伝説「ベッドの下の男」

出題者：犬の餌◆[2ee6db3]

怪談話をすると霊が集まってくるなんて、よく耳にしますが
私自身もそんな奇妙な体験をしたのでお話しします。

「三鷹市ね、わかったわ」
私は携帯で場所を確認して駅前のビアホールに行きました。
その夜は友人の相田美奈子と飲むことになっていたのです。
店に入るとちょうどショーが始まる時間だったらしくステージの上では
リオのサンバカーニバルのような衣装を着た女性たちが踊っていました。
本当は美奈子の彼氏の有馬鹿頭央さんも来る予定だったのですが
急な仕事が入ったとかで来ませんでした。
私たちはビールを飲みながら上司の愚痴や恋愛の事など他愛の無い話をしました。
「綾子は彼氏作らないの？」
「う、うん…いい人がいたらね」
その時、美奈子の携帯が鳴りました。
「誰から？あ〜彼氏ね」
「うんカズ君からメール…『今日は行けなくて、すまんこってす<(_ _)>』だってウケルんだけど」
「美奈子の彼氏って地方出身なんだっけ？」
「そう、それに私よりひとまわりも年上だから言葉がおかしいんだよね
私に告白した時もカチンコチンに緊張しちゃって笑っちゃうでしょ」

２時間ほどしてから私たちはビアホールを出ました。
週末だったので私は美奈子の家に泊めてもらうことにしたんです。
美奈子の家に着いて私が一息ついていると
美奈子はスプラッターもののＤＶＤを一緒に観ようと言い出したのです。
私はあまり気乗りしませんでしたが結局「１３日の金曜日」を観ることになりました。
美奈子はベッドに腰掛けて、私はカーペットに横になりながら観ていました。
映画の冒頭はとある湖にバカンスに来ていた男女がクルーザーの上でイチャイチャしている所に
ホッケーマスクを被った殺人鬼がチェーンソーを持って現れるシーンでした。
私はそのシーンを観るや否や言いました。
「私、マンコﾞープリンが食べたくなっちゃった。美奈子も一緒にコンビニに買いにいこうよ！」
私は美奈子の腕を掴んで半ば強引に部屋から連れ出そうとしました。
しかし美奈子は頑として部屋を出ようとしませんでした。
「なによ！急に、ひとりで行けばいいじゃない。今からが面白い所なんだから！」
仕方なく私はひとりで部屋を出ました。
ドアの向こうから美奈子の声が聞こえてきます。
「あ〜こんなことされたらショック死ね」
美奈子は映画に夢中のようです。


「ほう、それじゃあ宮内綾子さん、あなたはその映画を観ている時に見たんですね？」
警察の取調室で刑事が私に訊ねます。
「はい。美奈子の座っているベッドの下に、ニタニタと気持ちの悪い薄ら笑いを浮かべた
オジサンがいたんです。手には斧を持っていました」
「それで怖くなって部屋から出たあと携帯で警察に通報したんですね」
「ううっ…こんなことになるなんて…あの時、私が美奈子をひっぱたいてでも連れ出していれば…！」
「まあまあ、落ち着いてください。殺された相田美奈子さんの為にも、もっと詳しく話を聞かせてください」
「はい。その男は短髪で黒っぽいジャケットを着ていました。ベッドの長さと比較して身長１６０?ぐらいっだったと思います」
「ふむ、最近被害者宅付近に出没する変質者と特徴が一致するな…その線で捜査してみましょう」
「よろしくお願いします」
「あ、あと一つ。あなた嘘をついていますね？」
刑事はニタニタと気持ちの悪い薄ら笑いを浮かべながら言った。

問題
宮内綾子の証言には矛盾があります。
単語で抜き出してお答えください。


※　問題中に使用されている人名、地域名、会社名、組織名、製品名、イベントなどは架空のものであり、実際に存在するものを示すものではありません。

都市伝説「ベッドの下の男」への最新コメント

知りませんでした・・・

知らなかったので、コメントを見ながら片っ端から入力しました。

へ〜〜〜。

矛盾か？とも思いますが・・・。

そこか〜
ストーリーの核心部に気を取られて長らく気付きませんでした。
1234

なかなか面白い問題でした。都市伝説って怖いですね・・・。

( ﾟ∀ﾟ)･∵. ｸﾞﾊｯ!!
知識ないと無理ですよね？
これってミステリー？

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都市伝説「ベッドの下の男」の情報

問題作成日：2008-12-20
解答公開日：2009-06-20最終更新日：2008-12-20 21:49:41(更新回数：1)
更新内容：
--------------------
2008/12/20 (Sat) 21:48


正解率：4%　（正解回数：344　解答回数：7651）

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